標高差:1,094m
累積標高差:1,346m
新潟県加茂市大字宮寄上
登り:3時間29分
下り:2時間54分
コースタイム:6時間43分(休憩時間含む)
ウィキペディアから
天気が良い時は、その三合目付近から、弥彦山、角田山、佐渡島を望むことができる。 また、水源池
第1ダムの水面に映る本岳は、四季折々に美しい表情を見ることができる。 ここには、粟ヶ岳県民休養地があり、登山道、ハイキングコース、キャンプ場などの施設が整備されているほか、炭焼体験施設もある。
Road Map :北陸道を三条燕ICで下りてR289〜R290を走り、県道244号線から第二貯水池に至る。
Route Map:第二貯水池の駐車場から中央尾根コースで山頂を往復する。
『日本三百名山』 早朝に東〜南東に向けて登る山は逆光となり良い写真が撮れなかった。
粟ヶ岳
変化が多く退屈しない登山道と山頂付近の大展望で良い山であったが、
やはり標準コースタイムの唐さが気に掛かる。 軽装おじさんの歩きを見れば登り3時間、下り2時間は可能な範囲に思われるが一般的で無い様に思う。 ところが栃木の山友は'10年06月に登り2時間55分、下り1時間42分で標準コースタイムをクリヤーしていた。
但し、今回の中央登山道ではなく、比較的楽だと言われている北五百川(きたいがもがわ)登山口からの登山だった。 北五百川登山口は現在通行禁止らしい。 体調も悪くなかったので、
単なる老齢による体力低下なのかも知れない。
今日の温泉
長岡市の ”おいらこの湯”で汗を流す。
綺麗な温泉だし一般400円、65歳以上は250円で大儲け。
守門岳へ移動する
守門岳の大原登山口へ一般道を走って行く。 途中、道の駅”いりひろせ”で食事をしようとしたが、食堂は4時で閉店だった。登山口で自炊する。
前日の移動
二王子岳登頂後は新発田温泉”あやめの湯”で汗を流し、それでも時間が余ったので以前から登りたい
と思っていた弥彦山へクライミングカーを利用した手抜きで登ってみた。 一般道にて粟ヶ岳の登山口で
ある第二貯水池まで走り、駐車場で車中泊とする。
〔231〕粟ヶ岳 (1,293m)
あわがたけ
これから登る登山道は ”中央尾根コース”と呼ばれているらしい。
第二貯水池の堰堤横の駐車場は車2台分しかなく、前夜に乗り込ん
で駐車場を確保し、ここで車中泊とした。 朝の気温は10℃、
充分明るくなるのを待って5時37分に駐車場を出発する。
貯水池に沿った道を登山口へ進む。
貯水池のダム堰堤を対岸に渡る。 この辺りの標高は約190m、
低い山ではあるが、標高差は千m以上あり、
登り応えは充分ありそうだ。
少し歩いて登山口に着く。 No.1は判るのだが横の
数字の意味が判り辛い。 山頂までの距離と時間なの
だろうか? 3時間で登れるのであれば楽チンなのだが。
登山口から行き成り急登りとなり、先が思いやられ
たが、急登りは直ぐに穏やかな道に変わってくれた。
樹林帯の中、歩き易い道を穏やかに登って行く。
前方が開けたが、どこの山を見ているのかさっぱり判らない。
下山時にはどこを登ったのは判った。
登山道は序々に勾配を増してくる。 南方向に歩いて
いるので中々、すっきりと明るくなってくれない。
良く整備された歩き易い登山道が続く。
この辺りは水平道で楽チンだった。
45分にて主尾根に出る。 ここへは第一貯水池からの
尾根道が伸びていた。 ここには休憩ベンチが置かれていた。
簡易的に置かれたアルミ梯子が出て来た。アルミ梯子は2ヶ所に設置してあったが、通過には問題無しだった。
尾根出合からは西側の展望が開けていた。
今日も霞みが酷く綺麗な景観ではないが、肉眼でも昨日
登った弥彦山が見えていたが、佐渡島までは見えなかった。
標高300mから始まり、300m置きに標高表示があった。
この標識でまだ300mしか登っていないことが判った。
主尾根(中央尾根)をそこそこの斜度で登って行く。
ブナを始め雑木林なので雰囲気は良い。
No.4には山頂まで1時間55分と書かれていたが、ここまで
1時間以上歩いているので、標準コースタイムより遅れている
ことになる。
1時間20分にて休憩ベンチのある ”大栃平”に着く。
周辺はフラットであり、展望も開ける。
”大栃平”からは緩やかな下りとなる。
南方向に険しそうな山脈が見えた。 守門岳周辺の様だが合っている?
登り切るとスタート地点である ”第二貯水池”が望めた。
”弥彦山”も見えているが天気がすっきりとはしていないのが残念!
大栃平から鞍部へ下り、厳しい登りに転じる。
前方に険しそうな尾根筋が見えて来た。
逆光なので写真写りが悪い。
ここは3ヶ所にアルミ梯子が設置してあった。
設備としてはアルミ梯子の設置が一番安く上がりそうだ。
くさりの取り付け部に ”標高900m”の表示があった。
くさりとロープが併設された箇所に着いたが、
岩にステップが切ってあったのでくさりも
ロープも必要なかった。
先ほど、下から見ていた険しそうな尾根道に入っている。
尾根道に入ってしまえば崩壊部が見えないのでスリル感はまったくなかった。
逆光でハレーションが虹になっていた。
そして、又々アルミ梯子が登場する。
ロープ場に出るが、ここもロープの補助は必要なかった。
水場分岐からは連続した急登となる。ここの登りは
堪えた。 この登りはヒュッテまで続くがササは綺麗
に刈り払いされていた。 整備、ご苦労さんです。
2時間10分にて ”水場分岐”に着く。 水場までは70m、
3分と書かれていたが、喉も渇いていないので、下山時に
見に行くことにして登り時は水場に行くのは見送る。
ヒュッテからも大展望が得られた。
2時間23分にて ”粟ヶ岳ヒュッテ”に着く。 中は中2階となってり、
毛布、アルミ断熱マットもあり、綺麗に掃除も行き届いたいた。
ここには標高1,049mと書かれており、残すは244mとなる。
3時間07分にて七頭尾根、權ノ神岳への分岐に着く。
ここで既に標準タイムの3時間を過ぎてしまっている。
ヒュッテから、これから登って行くピークを見るが、
ここからでは、まだ ”粟ヶ岳”の山頂は見えていない様だ。
最初のピークに ”粟ヶ岳北峰”の表示があった。
”北峰”からは南方向に更に2つのピークが見え、奥が ”粟ヶ岳”の様だ。
天気は少し良くなって来たが、まだ曇り時々晴れの状態ですっきりはしていない。
最後のピーク ”粟ヶ岳”へ緩やかに登って行く。
山頂には他のハイカーは居らず、鳥瞰図の柱にカメラをセットし
自分撮りをしておく。 今日は寒くてシャツを脱ぐことはなかった。
3時間29分にて ”粟ヶ岳”(1,293m)に着く。
標準コースタイムからは30分遅れだ。 No.10には下りは
2時間と書かれており、本気かえ! と思うほどの短時間になっていた。
おいらの体力では1時間20分では往復出来そうにないので、行かないことにする。 ”百名山完登者の会”なるものがあるのならおいらも入れて欲しい。
”一本岳”は格好良い独峰であるが、見る限りでは道は相当険しそう。
鳥瞰図は初めて見る立体模型で出来ていた。 ところが見通しが悪く実際の山々と
相関が取れない。 見通しが良くても遠景なので同定は困難に思われる。
浅草岳、守門岳くらいは同定したかった。
近くの ”堂ノ窪山”は直ぐに判ったが、 ”飯豊山”は遠景過ぎて同定出来ていない。
昨日登った ”二王子岳”も同定出来なかった。
誰も登って来ないので山頂で20分展望を楽しんで下山する。
下山方向からは2つのピークと登山道が良く見えた。
下って行くと曇り時々晴れの内の晴れになってくれた。 晴れるとナナカマドの実が
鮮やかに見えた。 ここにウエストバックだけの軽装ジジーが登って来た。
第二貯水池を7時頃に出発したと言うのでここまで3時間を切っているのか?
そうなると登り3時間は一般的な標準タイムなのか?。
眼下に ”ヒュッテ”と ”第二貯水池”が見える雄大な景観が得られた。
下りは頑張ろうと思うが2時間は無理だろう。
ヒュッテまでは歩き易い道が続く。 今日は平日の月曜日なのに多くの
ハイカーが登って来る。 駐車場はどうなっているんだろう。
先ほど登って行った軽装ジジーがもう下って来た。 しかも下りも
俊足だ。 ウエストバックだけとは彼に取って ”粟ヶ岳”は朝の
散歩なのか。 寡黙な人で何を聞いても多くは答えて貰えなかった。
下り1時間06分にて ”水場分岐”に戻り、
”水場”を見に行ってみる。
水場へのトラバース路は荒れた路面であり、表示の3分では
行けそうになかったので、引返そうかと思った時に後10mの
表示が出て来たのでもう少し進んでみることにした。
チョロチョロ水場を確認して引返す。
”水場”への往復時間は7分だった。
水場付近には湿り気が大好きな ”ダイモンジソウ”が沢山咲いていた。 これが赤花なら綺麗なのだが、白花は詰らない。
登り時には気付かなかった展望ピークを上から見るとザビエルだった。
後日、このザビエルピークには ”栗庭ノ頭”の名が付いていることを知る。
2段梯子に戻って来る。
展望ピークからは、当然、大展望が得られ、
下って来た登山道もはっきり判った。
ここから見るともうザビエルではなくなった。
皮肉なもので下る毎に天気が良くなって来た。
こればかりは時の運ではある。
中央尾根を下って行くが、まだ曇り時々晴れの天気だ。
第二貯水池へ向けて下って行く。
下り2時間16分にて第二貯水池分岐に戻る。 2時間で下山出来ないのは
確実になった。 ひょっとして軽装ジジーは下り終えているかも知れない。
第二貯水池が見えてくると林道奥に2台の車が停められていた。
ここにも車を停めることが出来るんだ。
名残り惜しく振り返り見るが ”粟ヶ岳”の山頂は見えていない。
堰堤からの落水は布引の滝状で綺麗だった。
登山口を過ぎて第二水源地(第二ダム)の堰堤に向う。
2時間54分にて駐車場に戻り、”粟ヶ岳を終了する。
やはり標準コースタイムの下山2時間が気に掛かる。
俺って本当に遅いの? 車2台の駐車場にはもう1台押し
込まれていた。 その他にも林道脇に数台が停められていた。
長岡市の高齢者センターの温泉なので高齢者には
お得な入浴料になっていた。 年齢は申告だけで
証明書は不要だった。
サウナ、露天風呂と充実した設備でリピートしたい温泉だった。
2015年度の新潟周辺の山遠征
今日の温泉
2024年5月25日改定